劇団青年座が安楽死の是非を問う

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   創立64年目を迎えた劇団青年座が、2018年6月22日から7月1日まで東京・下北沢の本多劇場で『安楽病棟』を上演する。

   今作は精神科医で小説家の帚木蓬生の長編小説を劇団温泉ドラゴンのシライケイタが戯曲化、演出を青年座の磯村純が手がける。

  • 劇団青年座「安楽病棟」のポスター
    劇団青年座「安楽病棟」のポスター
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相次いで起こる患者の急死

   舞台は様々な症状の老人たちが暮らす認知症病棟。医師や看護師の介護により、人生の終幕の日々を懸命に生きるある日、1人の老人が亡くなる。その後、相次いで起こる患者の急死。それらの死に疑惑を抱いた若い看護師は、事実の裏に隠された終末期医療に対するある思いを知り、そして...。

   幅広い年齢層が所属する青年座の老若男女21人の俳優陣が、生まれてから死んでいくまでの最もシンプルなテーマに挑む。日本は超高齢社会に突入し、医療や福祉の問題など今後更なる課題が出てくる。認知症病棟を舞台に安楽死の是非を問う今作は、多くの方に生きる意味を問いかける作品になるだろう。

   劇団青年座第232回公演『安楽病棟』

   原作=帚木蓬生『安楽病棟』(新潮文庫刊)脚本=シライケイタ 演出=磯村純

   6/22(金)~7/1(日)本多劇場

   問い合わせは03・5478・8571 http://seinenza.com 劇団青年座まで。

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