ウェブ制作・ソフトウエア開発を手がけるクアレレ(Quaerere)は2018年5月30日、ハラスメント代理通知サービス「ソレハラ」のサービスを開始した。
送信者の特定を防ぐ仕組みも
「ソレハラ」は、利用者が5つの質問に答えると、「◯◯ハラスメントを行っています」という内容の匿名メールを相手に送ることができる。質問は、(1)ハラスメントの種類を、セクハラ、パワハラ、アルハラ、モラハラ、スメハラ、ソノホカ(その他)から選択、(2)ハラスメントのレベルを、おこレベル、日常茶飯事レベル、鬱寸前レベル、犯罪の香りレベル、裁判・告発レベル、から選択、(3)相手の名前とメールアドレスを入力、(4)送信時間を選択(特定されるのを防ぐため)、(5)質問のプレビュー・送信、となっている。利用は無料で、会員登録も不要だ。
送られた人は「心当たりがある・ない、言ってくれてありがとう、直します、君の誤解だ」といったリアクションを返すことができる。リアクションは、ハラスメントを受けた側が「ソレハラ」のサイトにアクセスした際に、見ることができる。
発表資料によると、ハラスメントは行う側が気づいてないことが多く、放置しておくといきなりの離職や訴訟などにつながる恐れがある。「ソレハラ」は気がついた時に誰でも匿名メールを送ることができるため、組織内ハラスメントを軽度な段階で認知させることができる。
今後は、匿名メールからハラスメント情報のデータを分析・加工し、「どのような場面・人間関係でハラスメントが起こるか」がわかる分析ツールとして展開していく。