「烈車戦隊トッキュウジャー」「キセキ -あの日のソビト-」「honey」など、多数の映画やドラマで活躍している俳優・横浜流星さん(21)。
J-CASTトレンドは、「兄友」(2018年5月26日公開)で映画初主演となる横浜さんのインタビューに成功。同作の撮影秘話や、「トッキュウジャー」以来の共演となる人気男性声優・福山潤さん(39)とのエピソードを詳しく聞いた。
「自分から積極的にコミュニケーションを」
―横浜さんは、今回の「兄友」で映画初主演ですよね。
横浜「現場を引っ張っていかないとなという気持ちはありました。(出演者では)福山(潤)さんを除いたら僕が最年長というのもあって、なおさらそうしないとな、と。みんながやりやすいようにと、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにと心がけました」
―撮影の滑り出しは順調でした?
横浜「実はクランクインが告白シーンだったので、緊張しました。その時は(ヒロインの松風)理咲ちゃんともまだそんなに話せていなかったんですけど、逆に2人の初々しさが素の感じで芝居に生きたかなと思います」
―横浜さんが演じる高校生・西野はイケメンでありながら女性には超がつくほど奥手なキャラクターですよね。演じるにあたって苦労した部分はありますか?
横浜「原作を読ませていただいて、(3次元に)こんなにウブでピュアな心を持った男の子っているのだろうかと、いろいろ悩んだこともありました。この作品はラブコメなんですが、コメディー色がちょっと強めなので、リアクションの大きさや声のトーンなどを自分になりにデフォルメしました。とにかく素直で純粋なキャラクターなので、どんなことでも敏感に反応できるように常にアンテナを張っていましたね」
―今回の作品を含め、横浜さんは少女漫画原作の映画への出演が多いですが、こういった作品で気をつけていることはありますか?
横浜「原作のファンの方がいらっしゃるので、その期待を裏切らないようにとは思っています。もちろん自分でも(原作を)読み込んでいるんですけど、原作のファンの方たちの役への見え方はまた違う部分もあると思うので、漫画の感想をチェックしたりしています。僕たちが3次元で演じることによって変わってくる部分もありますが、できる限りは(イメージを)一致させたいと思ってやっています」
福山潤さんと「トッキュウジャー」以来の再会
―声優の福山さんとは、過去に共演されていますね。
横浜「『烈車戦隊トッキュウジャー』(編注:14年~15年にかけてテレビ朝日系で放送された特撮ドラマ)です。あと僕は『スーパーダンガンロンパ2』(17年)という舞台で主演をやらせていただいたんですが、その原作ゲームに福山さんが参加されていたという縁もあります。(福山さんと)その話で盛り上がりました」
―普段は声優として活躍されている福山さんですが、撮影現場ではどうでした?
横浜「そんなのを感じさせないくらい、めちゃくちゃ馴染んでいるというか、逆に『すげー!』という感じで見てました!」
―どんなところがすごかったですか?
横浜「やっぱり声ですかね。出し方、使い分けがすごいなと。撮影中はあまりお聞きできなかったんですけど、どこから声出しているんだろうって。声がよすぎますよね。自分もあんな綺麗ないい声を出したいなと思いました」
―ちなみに、声優のお仕事には興味ありますか?
横浜「(出演依頼が)きたら、やってみたいなと思いますね。いや~、でも僕がいけますかね?やれるなら挑戦してみたいですね」
―その時を楽しみにしています!では最後に、映画「兄友」をこれからご覧になる方へ向けてメッセージをお願いします。
横浜「王道の少女漫画とはちょっと違い、顎クイとか壁ドンとか、そういう要素はあまりないのかもしれないですけど、心温まる作品だなと思います。今の中高生の子たちはまだ恋をしていないという子もいるかと思うので、恋をしたいなって思ってもらえたら。今恋をしている人には、勇気をもってもらえるような、背中を押してもらえるような作品になっていればいいなとと思います。年上の方々は西野君とまいちゃんの2人の恋のゆくえを温かく見守っていただけたらうれしいです」