日大アメフト部のタックル問題についての報道が連日続いており、世間を騒がせている。
相手の選手にけがを負わせたラフプレー。ツイッター上では、野球漫画「MAJOR」に似ているエピソードがあると話題になっており、J-CASTニュースでは2018年5月24日に報じた。一方で高校野球漫画「おおきく振りかぶって」(通称・おお振り)の、あるエピソードを思い出す人も少なくない。
試合に出してもらう代わりに...
おお振りは「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の高校野球を描いた、ひぐちアサ氏の漫画作品。単行本29巻まで刊行されており、累計発行部数は1000万部を突破。アニメ化・舞台化もされている人気作だ。
主人公は埼玉の県立高校「西浦高校」の野球部のピッチャー・三橋。野球部員は三橋含めわずか10人、それも全員が1年生だが、西浦は埼玉県大会5回戦(ベスト16)まで勝ち上がる。そこで対戦するのが、今回話題に上がっている「美丞大狭山高校」だ。大筋はこんな内容となっている。
作品内では、美丞の3年生捕手・倉田が大きく取り上げられる。倉田は実力では2番手の捕手で、監督から絶大な信頼を得ているコーチの呂佳に「正捕手(レギュラー)に強く推して」もらう代わりに、美丞が負けそうになるとスタンドの呂佳からの指示で、ラフプレーをしていた。3回戦では相手チームの選手に反則まがいのラフプレーをし、怪我をさせてしまう。