銚子市「エネルギーの地産地消」目指す Looopらと新電力会社設立へ

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   再生可能エネルギーを主軸に事業を行う電力小売事業者の「Looop」(本社・東京)は2018年5月23日、千葉県銚子市および「エックス都市研究所」(同)と、新電力会社「銚子新電力」の共同設立に関する協定を締結した。

  • 5月23日に行われた協定書の調印式の様子
    5月23日に行われた協定書の調印式の様子
  • 5月23日に行われた協定書の調印式の様子

エネルギーコストの削減、地域活性化へ

   銚子市は日射量が多く、風の吹き方を意味する「風況」がよい地域特性があり、太陽光や風力といった再生可能エネルギー発電設備が多い。一方、水産業が盛んな地域で水産関連事業者の電力消費量が多く、エネルギーコストの削減が課題のひとつだった。

   今回の銚子新電力の立ち上げは、その課題解決に加えて、地域活性化へとつなげていくための取り組みだ。銚子市でのエネルギーの地産地消、効率的なエネルギーマネジメントシステムの構築、銚子市の地場産業の活性化や地域居住者のためのサービス開発といった事業展開を視野に入れている。

   5月23日には、銚子市で協定書の調印式が行われた。協定締結に際して、Looop代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の中村創一郎氏は

「再生可能エネルギーを活用して銚子市のインフラを支えていくとともに、日本中に銚子市の魅力を発信していけるような新電力会社にしていきたいと考えています」

とコメントした。

   銚子市市長・越川信一氏は、協定によるエネルギーコストの削減、地域活性化に期待を寄せ、こう述べている。

「日射量・風況ともに恵まれた銚子市の自然環境を生かして、再生可能エネルギーの地産地消の取り組みなどを通じた地域活性化や地元への還元策の構築を事業パートナーとともに目指してまいります」
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