LIXIL、窓の新商品発表 中長期事業戦略も同時に発表

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外の景色を楽しめる

   窓の新商品「LW(エルダブリュー)」の概要の説明はLHT Japan事業のサッシ・ドア事業部長の関塚英樹さんによって行われた。

   上下左右のフレームが室内から見えない「フレームインデザイン」が採用されており、開口部が大きくとられ、視界を遮ることなく、外の景色が楽しむことができる。

   フレームがないため、横の縦枠にハンドルが内蔵されており、これを引くと窓を開けることができるのも特徴だ。また、窓を閉める直前にブレーキがかかりゆっくり静かに動くため、子どもが指を挟んで怪我をしない配慮もされている。

   窓枠には、アルミと断熱性に優れた樹脂のハイブリッド構造を採用している。これにより、熱の出入りを抑制するだけでなく、外気温の影響を抑え、結露の発生も軽減させる。

   オプションで、室外側の袖壁の縦格子のアウターセットを用意。スライドさせて、日差しや視線を調整もできる。

   何故、開口部の大きい商品が発売されることになったのか。昔、西洋では風や寒さといった厳しい外部環境から室内を守るため窓は小さなものが採用されていた。一方、日本は、柱と柱の間の戸を意味して「間戸」というように外との繋がりを重視した開放的で外の見晴らしも良い、大きなものを設けることが長らく主流であった。

   しかし、現在では逆転しており、西洋は高断熱の大きな窓が使われているのに対し、日本では断熱性のみを重視し、小さな開口のものが主流になっている。そこでLIXILは、本来窓が持っている外と内を繋ぐ役割を重視し、リビングに外と繋がる心地良さを届けたいというわけだ。

   価格は、本体とガラス、網戸セットが込みで、サイズが横169センチ、縦203センチの場合、69万100円(税別)。

   発売日は2018年8月1日。販売は全国で行われる。

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