福島電力、電気小売り事業から撤退 オペレーション改善のめど立たず

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   福島電力(福島県双葉郡)は2018年5月18日、電力小売事業から撤退することを同社公式サイトで発表した。

   撤退理由に、電気販売のオペレーション面の難しさを挙げ、今後は電力取引の仲介事業に特化するとしている。

  • 福島電力の公式サイトより
    福島電力の公式サイトより
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他社への切り替え完了まではサポート

   発表文によると、福島電力は2017年4月から電気を販売してきたが、「一部のお客様から電話が繋がりにくい、請求書の発行が遅い等のオペレーション面でのご心配をおかけする事態が発生」していた。再三にわたって改善の措置を施したが、全顧客を満足させる体制構築のめどが立たず、事業継続を断念した。今後は「競合」であった電力小売り事業者への仲介役を担う。

   現在の利用者は他社への切り替えが済むまで電気の供給が止まることはなく、福島電力は推奨の電力会社を紹介するとしている。

   推奨先の1つである「Looop」(東京都台東区)は5月16日、福島電力からの受け入れを表明した。同社は(1)基本料金ゼロ円、(2)契約期間に制限なし、(3)自然エネルギーをもとに電力供給――の3点が特徴で、18年3月時点で利用件数は10万を超える。

   切り替え方法などの詳細はこちらから。

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