選挙ポスター加工し過ぎて候補者「別人」に 台湾で失笑の嵐...日本でも似たような話が

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   台湾・台北市議選の女性候補者が失笑を買っている。

   自身がフェイスブックやインスタグラムに投稿した写真と選挙ポスターが、まるで「別人」なのだ。

  • 王さんのインスタグラムより
    王さんのインスタグラムより
  • 王さんのインスタグラムより

自ら「真実はいつも残酷」、そしてある宣言

   2018年5月16~18日に投開票を控える台北市議選。渦中の人物は、新人で出馬している王致雅(Wang Zhiya)さんだ。

   王さん自身のSNS投稿写真と選挙ポスターを見比べてみると、選挙ポスターは実際よりも顔全体が引き締まっており、一回り以上若返った印象を受ける。

   台湾ネットユーザーからのこうした批判を受け、王さんは4月17日にフェイスブックを更新。「時は人を変える」「真実はいつも残酷で、レタッチ(編注:画像修正)はいつも美しい」などと投稿し、一つの宣言をした。

   それは、3週間で3キロやせるというもの。今よりスリムになって、写真に「近づける」というわけだ。そして見事有言実行。5月4日に、「4キロ」やせたと報告。今後も若作りのためにダイエットを継続するとも綴っている。

元都知事の「あの人たち」の選挙ポスターも

   この話題、決して「対岸の火事」ではない。

   J-CASTニュースでは14年11月、

「総選挙でも『別人ポスター』がズラリ? 『若づくり』『厚化粧』どこまで許されるのか」

という記事を配信した。

   元東京都知事の石原慎太郎氏や猪瀬直樹氏などの選挙ポスターが明らかに「別人」だとして、当時ネットで話題に。実際よりも髪の量が多く、肌はつやつやして若々しくなっていた。

   総務省の選挙課は当時、J-CASTニュースの取材に、

   「公選法では、ポスターの内容についての規制はありませんので、加工についての基準もないです」と答えた。公選法第235条には、身分や職業、経歴を偽る虚偽事項の公表罪が規定されているが、写真については明確ではない。加工などの悪質なケースがこれに適用できるかについては、「最終的には、警察の判断になると思います」としていた。

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