「モンテローザ」倒産報道でネット混乱 よーく調べてみたら...あれれ?

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   「モンテローザが倒産」――。2018年5月8日、こんなニュースがインターネット上を駆け巡った。

   調査会社の東京商工リサーチが同日に発表したもの。SNS上では「魚民好きだったのに」「よく飲みに行ったなー」とのコメントが続出したが、この情報には「ウラ」があった。

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全国で26社もあった

   そう、「倒産」の会社は、白木屋や魚民、笑笑などの外食事業を展開する「モンテローザ」(東京都武蔵野市)ではなく、ネクタイ卸の「モンテローザ」(京都市中京区)だ。

   東京商工リサーチによると、同社は01年創業。ネクタイの卸が主力事業だったが、「クールビズ」の浸透により売り上げが低迷していたという。破産開始は18年4月19日。負債総額は約1億6000万円だった。

   今回のニュースが伝えられると、先述のように勘違いする人が少なくなく、

「魚民かと思った...」
「まったく知らん方のモンテローザだった。騙された気分w(勝手に騙されただけです)」
「モンテローザって外食チェーンと思っていたが、ネクタイの会社もあるのか」

といったツイートが多数投稿されている。

   なお、国税庁の「法人番号公表サイト」によると、社名に「モンテローザ」を冠した法人は26社ある(5月9日時点)。

   北は北海道、南は福岡と全国津々浦々に点在しているようで、平仮名の「もんて・ろーざ」(北海道札幌市)や歯科技工所の「モンテローザ・デンタルラボ」(三重県松阪市)まであった。

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