サントリービールは2018年6月29日から、ノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー オールタイム」を発売する。5月8日に東京都内で開催された記者会見で発表した。
仕事中にノンアル飲料を飲む利点を感じていた
「社内では賛否両論ありました」
「オールタイム」のマーケティングに携わった、サントリービールの大津亮氏は会見でこう明かした。
同社初の試みだとして、透明のノンアルコールビールテイスト飲料を開発。さらに容器はペットボトルを採用した。
商品誕生の背景には、大津氏自身の体験が大きかったという。同社ではデスクワークや会議中に「オールフリー」を飲用することがたびたびあり、その際、場の雰囲気が明るくなったりリフレッシュできたりと、仕事中にノンアル飲料を飲む利点を感じていた。
その上、炭酸水を代表する「無糖炭酸水」市場の急拡大も後押しし、夜だけでなく日中でも飲みやすい"ノンアルビール"として「オールタイム」を考案した。
味はビールと炭酸飲料の「良いとこ取り」
缶ビールの印象を薄くするため容器はペットボトルに、周囲の目を気にせずにすむよう中身の液体は「透明」にした。
味は、ビールと炭酸飲料の良さをかけ合わせた。麦芽の香りや苦味に加え、ライムの爽やかな風味と刺激の強い炭酸が特徴だ。
大津氏は、
「職場やスポーツの後など、ビールの新たな飲用シーンを創出できれば」
と意気込む。
オールフリーは380ミリリットル入りで価格はオープン。全国のコンビニエンスストア限定で販売する。