「今やキャップ投げの時代です」――。京都大学2年のわっきゃいこと、日野湧也さんはJ-CASTトレンドの取材に、こう話す。
ペットボトルのキャップを投げる遊び「キャップ投げ」の考案者として知られる日野さん。これまで個人が的に当てるなどして楽しむのが一般的だったが、今ではチームが結成され、試合も行われているという。
「こんな世界が在ったのか...」
「プラスチック最強決定戦【キャップ投げ対決】」と題された動画が2018年3月21日、動画配信サイト「ユーチューブ」に公開された。
高校生と大学生が野球形式で攻守に分かれ、キャップ投げを楽しんでいる。投手はカーブや、スライダー、シンカー、フォークなど多様な変化球を操り、打者はプラスチック製のバットで打ち返す――。動画は5月2日現在、41万再生と反響を呼び、
「こんな世界が在ったのか...知らなかった」
「見ててワクワクする!」
「今後注目を集めるであろうマイナースポーツ」
といったコメントが寄せられた。
この動画を投稿したのが、前述の日野さんだ。自身で「ボトルキャッパー」と名乗り、8年にわたりキャップ投げに取り組んでいる。
キャップ投げが広く知れ渡ったのは、日野さんが16年4月にツイッターに投稿した動画だ。的に向かい6球種をキャップで繰り出す姿とその投げ方を紹介したところ、広く拡散。ネットメディアやテレビで報じられるなど一気に知名度が上がった。
キャップ投げクラブを設立、部員は80人
日野さんは17年4月の京都大入学を機に、「京都大学キャップ投げ倶楽部」を設立した。部員は現在80人ほどで、週に1度の頻度で練習や試合などを行っている。
日野さんはJ-CASTトレンドの取材に
「動画投稿や路上パフォーマンスなどを地道に続けた結果、全国的にキャッパー人口が増えました。今や九州大学、東京大学、明治大学、神戸大学など全国各地の大学でキャップ投げ倶楽部が立ち上がり、今や『キャップ投げの時代』です」
と話す。
今後は、
「この輪をより大きく広げ、いつでもどこでもだれでも楽しめる暇つぶしの最高峰『キャップ投げ』を世界中の人と共有していきたいと思っています」
と意気込んでいる。