プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(神戸市中央区、P&G) の男性用地肌ケアブランド「h&s for men」は、スタイリング剤でのヘアセットの実態と、スタイリング剤を落とす洗髪に関する調査結果を2018年4月24日に発表した。
調査対象は、スタイリング剤を使用している日本の20 歳~59 歳のビジネスマン400 人。
若い世代ほど髪型をがっちりと固める
使用するスタイリング剤の種類の利用率の調査では「ワックス(ハード)」が38.5%、「ワックス(ソフト)」が31.3%、「ジェル」が29.3%となり、しっかり髪を固めるタイプが人気だった。また、世代別スタイリング剤の複数使用率の調査では、20代が56.7%、30代が43%で、若い世代ほど髪型をがっちりと固める傾向が強いことも判明した。
スタイリング剤を落とすための洗髪についての調査では、33.8%が洗髪のときにスタイリング剤が落ちていないと感じていると回答した。また、スタイリング剤を綺麗に落とすために1度のシャワーで2回以上洗髪すると回答した人も44.5%になり、ハードな質感のスタイリング剤が人気な一方で、洗髪に苦戦するビジネスマンの存在も浮き彫りになった。
一方で、男性用シャンプーを使用しているビジネスマンは、洗髪満足度が72.3%と高いことも明らかに。
東京・表参道の美容室「AKAMEE omotesando」のスタイリスト、内藤旭さんは発表資料のなかで「日本人男性の髪質は、『太い』『固い』『乾燥しやすい』の3つの特徴があるため、スタイリング剤はハードな質感の方がうまくスタイリングできます」と説明している。一方、「ハードな質感のスタイリング剤はしっかりと落としづらい」と指摘。スタイリング剤を落とさないと毛穴がつまり、薄毛、抜毛、細毛、白髪などが気づかないうちに進行するという。そこで地肌のトラブルなどにつながりやすい二度洗いで落とそうとするのではなく、男性用シャンプーを使用して1度でしっかり洗浄すること内藤さんは勧めている。
調査は2018年3月29日から4月2日の5日間、インターネットリサーチで実施された。