ローソンが新たな採用制度として「新卒起業家育成制度」を始める。
対象は2019年度の新卒や第二新卒。入社1年以内にコンビニエンスストアの「加盟店オーナー」になれるという。
チャレンジ精神のある若者を応援したい
内容はこうだ。契約社員として最長1年間、実店舗で研修を行う。期間中は25万円の固定給に年2回の賞与があり、住宅手当も用意されている。
契約が終了すると、土地・建物をローソンが提供した上で加盟店オーナーとして独立。一般的な加盟店契約の場合、100万円の手数料や2人以上の専従者と店舗近隣に住宅を用意する必要があるが、こうした「条件」が緩和される。さらに加盟奨励金として100万円が支給される。
ローソンの広報担当者は18年4月19日、J-CASTトレンドの取材に、
「起業したいというチャレンジ精神のある若者を応援したいという目的があります」
と新制度導入の理由を話す。採用は10人程度を予定しているという。
同社はすでに、加盟店のオーナー希望者向けに「ローソンキャリア独立制度」を展開している。今回の制度と支援内容は同じだが、「こちらは通期採用で新卒、第二新卒以外の方も対象です」(広報担当)。
なお、ローソンは17年4月に「中期経営ビジョン」を発表し、2021年までに国内店舗数を1万8000店にする方針を明らかにしている。18年度は前年から800店舗増やし、1万4792店に拡大すると計画している。