株式会社フレーベル館(本社:東京都文京区、代表取締役社長:飯田 聡彦、以下「フレーベル館」)は、2017年4月に創業110周年を迎え、「フレーベル館ものがたり新人賞」を新設した。
2018年4月18日、日本出版クラブ会館で第1回の受賞式が行われた。
応募総数は249作品
「フレーベル館ものがたり新人賞」は、同社が今後の児童書業界をリードする作家を発掘・育成するとともに、子どもたちの健やかな育ちを支える「知」と「感性」にあふれた児童文学作品を世の中に送り出したいという思いで創設された。
第1回の応募総数は249作品。最終選考は、日本児童文芸家協会常務理事の山本省三氏、作家の高楼方子氏、同じく作家の石井睦美氏によって行われた。第1回の受賞作品は、大賞「右手にミミズク」蓼内明子さん、優秀賞に「縄文の子」やまのべ ちぐささん、同じく優秀賞に「なみだアメ」金岡由実子さんの各作品が選ばれた。大賞の「右手にミミズク」は、2018年秋、フレーベル館より刊行予定。
各作品のあらすじや、審査員の選評は、フレーベル館の特設サイトで公開されている。
また、フレーベル館では、同賞の第2回について、2018年9月7日締切で作品の募集を開始した。
<受賞者プロフィール>
【大賞】
蓼内 明子(たてない・あきこ)
1960年生まれ、青森県出身。児童文学同人誌『ももたろう』同人。『家族っていいね<1・2年生>』(PHP研究所)に「ろうそくの夜」掲載。
【優秀賞】
やまのべ ちぐさ
1955年生まれ、東京都出身。桜美林大学オープンカレッジにて日野多香子氏の児童文学講座を受講し、児童文学の創作をはじめる。
【優秀賞】
金岡 由実子(かなおか・ゆみこ)
1989年岡山県出身。2011年より小説・エッセイ教室に通い、創作活動を続ける。2016年、第十一回木山捷平文学選奨入賞。