対局中に「ダンゴムシ」化? 佐藤天彦名人のクセがすごいんじゃ

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   将棋の第76期名人戦七番勝負第一局が2018年4月11日から始まった。通算1400勝に王手の羽生善治竜王(47)が佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に挑む。

   将棋ファン注目の一局だが、佐藤名人の「姿勢」にも熱視線が注がれている。

  • 画像提供:AbemaTV
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「すごい姿勢だね」「これが楽なのかな」

   「なに?祈りの時間?」「天彦ダンゴ虫」――インターネット上では、こんなツッコミが複数寄せられている。その相手は佐藤名人だ。

   対局中、頻繁に体を抱えてうずくまり、そのままじっと動かなくなるのだ。現場を取材している朝日新聞・村瀬信也記者も12日、

   「検討室では『すごい姿勢だね』『これが楽なのかな』『スーツと和服だと違うのだろうか』などの声が上がっています」

とツイートしている。

   観ている側は不安さえ感じるが、実はこれ、佐藤名人のクセだ。長考の際に低姿勢をとることが多い。対局を中継した「AbemaTV」で解説をつとめた屋敷伸之九段も「盤面を見続けると疲れますよね」と理解を示した。

   実際、佐藤名人は雑誌『NHK 将棋講座 2016年11月号』のインタビューで、

「まず対局中ですが、自分の手番のときは一生懸命考えます。ただ相手の手番のときもずっと集中して考えていると、そのうちに疲れて集中が切れてしまいます。相手の考慮中に自分の考えがある程度まとまったら、将棋のことは一度頭から追いやって、趣味のことを考えたりします。例えば僕はファッションが好きなのですが、次はどの服を買おうかとか、買った服をどうコーディネートしようかとか、思案を巡らせています」

と話している。

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