ニキビが与える印象は?
発表では専門家のコメントも紹介されており、明治学院大学の田中知恵教授(社会心理学) は、
「女性は自身にとって関与の高い『肌』状態という次元に基づいて、他者(男性)を判断している可能性があるといえます。さらには、『髪型』『体型』『スタイル』『服装』に関しては、ビジネスシーンにおいて女性と男性との直接比較は一般的に難しいのに対して『肌』は相対的に比較がしやすいため、女性が特にその特徴に注目した可能性も考えられそうです」
と分析した。
また、調査を行った資生堂の池田華子氏と小泉高陽氏は、
「(肌荒れの代表格である)『ニキビ』は中高生のような『若い』印象を与えてしまうことで、ビジネスシーンでの印象を左右するのかもしれません」
と考察した。
資生堂は調査結果を踏まえ、18年4月から男性の肌ケアに特化した企業向けセミナーを開始すると発表。日ごろのスキンケアの重要性を伝えていくとした。