新卒初任給で550万円だと!? 高額な給料もらうための「条件」

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   春から新入社員として働く社会人にとって、就職先を選ぶうえで大きな要素のひとつだったのが給与の額ではないだろうか。

   2018年4月2日、ニュース番組「プライムニュース イブニング」(フジテレビ系)で、とある企業の初任給が「550万円」だと放送され、ツイッターでは驚きの声が上がっている。

  • 初任給550万円は高い?
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「これ...上級国民様の初任給じゃありません??」

   4月2日放送の「プライムニュース イブニング」では、新入社員の初任給に格差をつけている企業を特集した。その中でソフトウエア開発の「ワークスアプリケーションズ」(本社・東京)が取り上げられた。同社の人事部責任者は、新卒の一般的な初任給(年収)は550万円で、中でもインターンシップで優秀だと評価された社員は初任給が600万円からスタートすると説明した。

   初任給に50万円もの格差がある点も珍しいが、ツイッター上では放送後、そもそもの初任給の高さに驚きの声が上がった。

「へー50万も差があるのか......って新入社員の年収が550万!?ってなった」
「新入社員の年収が550万って...一体何処の並行世界なんですか...!!?」
「いろんな意味で格差すごいなwwwwwwwww」
「550?もらいすぎだろ。大企業か?」
「これ...上級国民様の初任給じゃありません??」

   かなり高額と受け止めている人が多いようだ。J-CASTトレンドは、ワークスアプリケーションズ社を直撃した。

「550万は妥当」その理由は

   ワークスアプリケーションズは、国内のみならず海外にも複数の拠点を持つ大企業だ。同社の公式ウェブサイトには、総従業員数が7599人、売上高が500億8900万円(いずれも2017年6月末時点の数字)とある。

   J-CASTトレンドが4月4日、同社に初任給の金額についてメールで取材すると、担当者からは以下のような回答があった。

「採用の基準を明確に設けており、その基準をクリアした高い能力を持つ優秀な人材に対して、550万円という金額を提示するのは妥当だと考えています」

   では、どんな人材を採用しているのか。

「ロジカル・シンキング(論理的思考力)とクリエイティブ・シンキング(発想転換力)を兼ね備えた、問題解決能力が高い人材、既成概念にとらわれず、ゼロから新しい価値を生み出せる人材です。当社のミッションを実現するためにも、誰もが諦めていた問題や誰かがやるだろうと皆が素通りしていた問題に興味を持ち、答えのない課題に対して自らの思考と発想で問題解決に望める方や、各国のトップテクノロジストと共に、お互いに刺激し合いながら仕事をしたい方が当社に集まっていると考えています」

   それでは「初任給550万円」は一般的にみてどうなのか。2018年2月末、厚生労働省は「2017年6月分の賃金(所定内給与額)」に関する調査結果を発表した。所定内給与額とは、所定の労働時間に対する賃金で、残業手当などは含まれない。

   調査結果によると、大卒・大学院卒の正社員・正職員の20歳~24歳の男性の平均賃金が「22万7000円」、同女性が「22万400円」だ。男性の22万7000円を12か月分に換算すると、「272万4000円」で、ここにいくらかの手当てが足されるとしても、550万円にはほど遠い。

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