「入社初日に新入社員が辞めた」―。新年度スタート早々、ツイッターではこんな書き込みが相次いでいる。
こうしたツイートは、「半分は嘘でしょ」「会社が悪い」など、さまざまな反響を呼んでいる。
「面接担当した人がダメすぎるのでは...」
2018年は、月曜日だった4月2日が入社日だという企業も多かっただろう。ツイッター上には、同日夜頃から「新入社員が辞めた・来ない」といった報告が多数上がっている。
こうした報告は例年この時期によく見られる「風物詩」のようなもので、その真偽を疑う声も多く見られる。
「新入社員が辞めた報告多いけど一体いくつがホントなのやら」
「新入社員辞めたツイートの半分は嘘でしょ」
「ツイートの何割が嘘で、何割がマジなんだろうか......」
「新入社員がすぐに辞める」ことに関しては、「働くって事ナメてるの?」「新入社員じゃないけど辞めたい」「辞めにくくなるから良いと思う」など、さまざまな意見が寄せられているが、中でも会社の人事を批判する声が目立つ。
「新入社員がヤバいんじゃなくて、その会社の人事が無能なんじゃないか?」
「アホな新入社員を弾けなかった会社が100パー悪い」
「面接担当した人がダメすぎるのでは...」
1年目離職率は「11.3%」
初日に退職は極端かもしれないが、早期に退職する新入社員は一定数いる。
厚生労働省が2017年10月に発表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、16年3月に大学を卒業した新規就職者の1年目離職率は「11.3%」だった。
では、早期に会社を退職する理由はなんなのか。
20代を対象にした就職情報サイト「Re就活」は2017年10月、会員500人を対象に実施したアンケートの調査結果を発表した。
転職したいと思った理由のトップ3は、「人間関係・社風が合わない」(42.1%)、「ワークライフバランスが悪い」(36.5%)、「そもそもやりたい仕事ではなかった」(33.4%)だった。