きらびやかな衣装を身にまとった男女が、スマートフォン(スマホ)の画面に向かってにっこり。手を振りながら、視聴者との「会話」を楽しむ――。
総勢150人が2018年3月27日夜、東京都内のホテルに集結した。目的は、ライブ配信アプリ「17 Live」のイベントに参加するためだ。
最も人気の「配信者」を決めるもので、優勝したのは25歳の女性。見事、優勝賞金250万円を獲得した。
2時間半にわたり熱気に包まれた会場をJ-CASTトレンドは取材。参加者大興奮のイベントをリポートする。
配信を通じて収益を得られる
17 Liveは、「17ライバー」と呼ばれる配信者がライブ動画を投稿し、視聴者(ファン)が「いいね」やコメントなどで参加。配信者はその視聴者の名前を読み上げる......といったように、双方向のコミュニケーションができる。
奇をてらった配信は少数で、普段の何気ない日常を伝えたり、視聴者との「会話」を楽しんだりする配信者が多い。
視聴者は課金(数百円~数万円ほど)により、好きな配信者に「ギフト」という仮想アイテムを贈ることが可能。ギフトはポイント(1ポイント=約0.5円)に換算され、ポイントの約15%がライブ配信者に支払われる仕組みだ(J-CASTトレンド調べ)。
15年6月に台湾でサービスが開始されると、韓国、タイ、ベトナム、シンガポールなど9か国・地域に拡大。日本でも17年9月にリリースされ、ユーザー登録者数は世界中で4000万を超える。年齢層は10代~50代と幅広い(数字はすべて18年3月時点)。
3月27日のイベント「ライバー戦国時代の覇者になれ~決戦の夜~」には、アプリ内のイベントを勝ち抜いて選ばれた人気配信者150人が集結。会場内で一斉にライブ動画を配信し、時間内に最もファンらからのギフトを集めた1人を決めた。