学校法人・森友学園の財務省決裁文書改ざん問題で、同省元理財局長・佐川宣寿氏の証人喚問が2018年3月27日、衆参両院で行われた。
社会的関心の高い問題だけに、民放各社は朝からこぞって中継。佐川氏の一挙手一投足を伝えたが、テレビ東京は例のごとく...というべきか「独自の放送」だったとインターネット上で話題となった。
熊本地震でも「バラエティー」放送
大きな事件や事故が起きても、他局と足並みをそろえないことで有名なテレ東。
例えば2014年4月、STAP細胞の論文不正問題をめぐって小保方晴子氏が会見を行っていた時間に、テレ東は「刑事ドラマLAW&ORDER『亡骸の行方』」を放送。16年4月に熊本で強い地震が起こった際は、他局が次々と緊急特番に切り替える中、バラエティー番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送した。
16年5月にオバマ米大統領(当時)が広島を訪問した際、テレ東がアニメ「妖怪ウォッチ」の放送を取り止め、「報道特別番組」として放送すると、
「非常事態を実感した」
「テレ東をも動かすオバマって凄い」
といった声があがったほどだ。
佐川氏の証人喚問においても、テレ東は独自路線を発揮している。詳しく見てみよう。