いまさら聞けない「公文書」をこっそり学ぶ

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「秘密が横行する権力は必ず暴走する」

「第二次世界大戦敗戦直後の軍部による戦争責任資料の焼却指令から福島第一原発事故、南スーダンの自衛隊の日報をめぐる顛末等にいたるまで変わらない、情報を隠し続けて責任を曖昧にする国家の論理。この"無責任の体系"を可能にするものは何か?(本書より)」

   『国家と秘密 隠される公文書』(著者:久保亨、瀬畑源 集英社 778円)では、その原因が情報公開と、公文書の管理体制の不備にあることを指摘している。

   「捨てられる公文書―日本の公文書管理の歴史」「現代日本の公文書管理の実態と問題点」「特定秘密保護法と公文書管理」など全5章。

   本書は、「国民の"知る権利"を軽んじ、秘密が横行する権力は必ず暴走する」と警鐘を鳴らしている。

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