カス丸 は~い、ぼくカス丸きゃすう。2018年の初GI、フェブラリーステークス(2月18日)は◎のゴールドドリームが2着、△のノンコノユメが勝って△◎の馬連ゲット。いいスタートだったじぇい。で、今週からはいよいよ春のGI戦線。第1弾は、中京競馬場の芝1200メートルの短距離GI「高松宮記念」(3月25日)。 気合いで、連勝するじぇい!
カスヨ 今春はサクラの開花が早かったかと思えば、春分の日に雪が降ったりと、なんだか荒れそうな気配がプンプンだわね。だいたい「コレ!」っていう、突出した馬がいないわ。まあ、しいて言えば、芝1200メートルのGIを2勝しているレッドファルクスかしら。それと2015年の桜花賞馬、レッツゴードンキね。やっぱり、GI馬は無視できないわぁ。
春の雪に開催最終週、馬場状態は荒れ模様
カス丸 じゃあ、カスヨ姉さんはこの2頭なの?
カスヨ そうね。でも、本命の◎はドンキよ。短距離の成績は安定しているし、前走のフェブラリーS(東京競馬場・ダート1600メートル)は、馬の仕上がりが悪そうだったのに5着に伸びてきて驚いたわ。さすが、GI馬ね。騎手の岩田ちゃんも最近乗れている(好調)し、久しぶりのGI勝ちね。で、対抗○にレッドファルクス。7歳になって、ちょっと反応がズブく(エンジンのかかりが遅く)なってきたけど、今回は騎手デムーロちゃんの凄腕で、勝ち負けになると思うわ。
ガジュマル爺 おやおや、突出した馬がいないし、荒れるんじゃなかったのかな。その2頭なら、まあカタい決着じゃろ。穴狙いが身上じゃなかったのかな、つまらんなぁ。
カスヨ じゃあ、爺はなんなのよ!
ガジュマル爺 本命◎はファインニードルじゃ。昨年このレースを予想したときにも言ったじゃろ。勝ち負けできるのは、1月のシルクロードステークス(GIII、京都競馬場・芝1200メートル)、2月の阪急杯(GIII、阪神競馬場・芝1400メートル)、3月のオーシャンS(GIII、中山競馬場・芝1200メートル)の3レースを経て出走してきた馬なんじゃ。昨年はこの3レースのうち、一番レベルが高いと読んだシルクロードSで2着だったセイウンコウセイが勝った。わしの言ったとおりになったわけじゃ。
カスヨ はいはい。で、今年はどうなの。
ガジュマル爺 今年もシルクロードSが上位じゃよ。ファインニードルはそのレースで1着じゃった。中京コースの1200メートルを勝つには瞬発力とともにパワーがいる。GIを勝っている実績馬が7歳、6歳じゃから、脂の乗った充実の5歳馬という点も魅力じゃ。問題は対抗○じゃ。わしは大穴、リエノテソーロと読んだ。こちらは4歳牝馬。3歳時にはNHKマイルカップ(GI、東京競馬場・芝1600メートル)で、13番人気で2着じゃった。ダートでも走る馬なので、芝コースでも最終週の荒れぎみの馬場は問題ない。中団より前につけて追走できれば...... チャンスじゃな。