「疲れたから」ではなく「次の仕事に向けて」  20代は仕事中に「戦略的休憩」をとる

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専門家「戦略的休憩は働き方改革の一助に」

   "戦略的休憩"の具体的な内容は、次のような結果となった。

   休憩時にすることを20代に聞くと、1位が「トイレに行く」(53.2%)、2位が「お茶や水を飲む」(45.5%)だった。これらはどの世代でも多かったが、20代に顕著なのは「ネットサーフィンやSNSをチェック」(29.1%)。グリコは、

「戦略的休憩を実践する20代は、ネットサーフィンやSNSで情報収集に余念がない」

と結論づけている。

   調査結果を紹介したプレスリリースには、企業の健康管理指導などを行うiCARE(東京都渋谷区)の山田洋太社長のコメントも紹介されており、

「若い世代はすぐに休んでいる、サボっていると思われがちですが、この戦略的休憩を彼らは本能的にやっており、働き方改革の中で言われている仕事への向き合い方として良いものといえます。言い方を変えれば、戦略的な休み方をすることで継続的にパフォーマンスが出せることをよく知っています」

と戦略的休憩の重要性を説いた。山田社長はほかに、有効策として以下を挙げている。

「仕事に取り掛かる直前に、血糖値をすこし上げることもおすすめです。例えばチョコレートを摂取することは良いでしょう。チョコレートの血糖値を高める効果で満足感が醸成され、休憩の満足度も増大します」
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