機能性表示食品の拡大と連動
企業の責任において食品の健康効果をうたえる「機能性表示食品」は、15年の制度開始以降、急激に申請が増えている。
矢野経済研究所の18年度調査によると、同食品の市場規模は16年が 1364億円、17年は1649億円に達するものと見込む。
ギャバにおいては、「ストレス緩和」「睡眠改善」などの効果が打ち出されることが多い。
ギャバ・ストレス研究センターが調査したところ、実験で以下のような結果が出た。
(1)ストレスが発生しやすい状況(吊り橋横断)でギャバを摂取した被験者は、でんぷんを摂取した被験者に比べてストレスが緩和され、心拍数の上昇も抑えられた(2016年3月14日発表)。
(2)昼間にギャバを摂取すると、夜の睡眠時に普段よりも寝つきが5.19分早くなった。また脳波測定により、ギャバを摂取していない時と比べて熟睡度が高まったことが分かった(2018年3月19日発表)。