2度の七冠達成の井山さんの頭脳とは
囲碁の井山裕太氏は9歳でプロを目指し、12歳でプロになり、26歳で七冠を達成、翌年さらに2度目を果たし、28歳で国民栄誉賞を受賞した。
『勝ちきる頭脳』(著・井山裕太、幻冬舎、1404円)は、井山氏自身が必ず勝利をモノにする思考法とその頭脳を明らかにした。「常識外」「独創」といわれ、「井山マジック」と称賛される一手はどのように生まれるのか。
「打ちたい手を打つ」「定石を覚えて忘れろ」「強い人を相手に『安全』や『堅実第一』では勝てない」など基本的な信条をもとに、初タイトルから世界一への想いや、人工知能という新たな強敵についても語る。磐面のことだけでなく、ビジネスにも参考になる1冊だ。