チーズタルト、チーズタッカルビ、チーズフォンデュ......。世は空前の「チーズ」ブームを迎え、巷にはチーズ関連のグルメであふれる。
そんな中、日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)がチーズを前面に押しだした新商品を発売した。「チーズ戦国時代」に参戦したその実力を確かめようと、「チーズ党」を代表してJ-CASTトレンド記者が実食した。
パルメザン、ゴーダ、カマンベールにシュレッダゴーダ
KFCは2018年3月23日から「サクサク骨なしケンタッキー<芳醇チーズ衣>」(1ピース税込270円)と「とろ〜りチーズチキンサンド」(同450円)を、全国の店舗で販売する。
商品名からわかる通り、どちらも惜しみなくチーズを使用。「サクサク骨なしケンタッキー」は衣にパルメザンチーズ、ゴーダチーズをふりかけている。「チキンサンド」では、オーブンで溶かした「カマンベール」「シュレッダゴーダ」をチキンとレタス、バンズでサンドした。
「パルメザン」「ゴーダ」「カマンベール」「シュレッダゴーダ」。チーズ大好きの記者にとっては字面だけですでにおいしそうだ。3月15日の商品発表会に参加し、試食すると......。
鶏肉ジュワーッの後にチーズの味がやってくる
「サクサク骨なしケンタッキー」は、持った瞬間から驚いた。ゴツゴツとした感触からクリスピー感がひしひしと伝わってきて、食べる前から期待感が高まる。
一口食べると、ケンタッキーの代名詞ともいえる「肉じゅわ感」が口いっぱいに広がる。かむたびに聞こえてくる「サクサク音」も小気味良い。
従来のフライドチキンと違うのは、後からすぐにチーズの味わいが追いかけてくる点だ。チーズと鶏肉の旨みが良いあんばいで合わさり、「これ、ウマい」と思わず笑みがこぼれた。ランチや夕食時はもちろん、お酒のつまみでもアリだろう。
「とろ〜りチーズチキンサンド」は、客に渡す直前にオーブンでチーズを焼くため、チーズがきれいに糸を引き食欲をかき立てられた。商品名に偽りなし。
チーズ感は「サクサク〜」よりも強く、クリーミーで濃厚な2種類のチーズがやみつきに。酸味が効いたサウザンアイランドフィリングも挟まっているので、味は決してクドくはなかった。
どちらの商品も、チーズにはうるさい食通を納得させる出来だろうと記者は感じた。
なお3月23日の発売日には、飲むスイーツ「Krushers(クラッシャーズ)」の新商品「キャラメルクランチ味」も展開される。こちらは一部店舗のみで、無くなり次第終了となる。