ネスレ日本(神戸市)は2018年3月7日、東京都内で「ネスレ日本2018年事業戦略発表会」を開催した。同社社長兼最高経営責任者(CEO)の高岡浩三氏はプレゼンテーションの中で、チョコレート菓子「キットカット」と「抹茶」を話題に挙げた。
需要にこたえる形で海外展開
高岡氏はプレゼンで、日本のキットカットが海外で買えるようになると話した。日本のキットカットは、期間限定商品やお土産バージョンも存在し、海外のキットカットとは違う。英BBCやロイターでもニュースになるなど、海外からの人気も高い。そのため、日本のキットカットが海外需要に応える形で、このほど海外展開するという。
しかし、そもそもキットカットは世界中で売られている定番のお菓子、社内競合はしないのだろうか。高岡氏によると、日本のキットカットは価格も高く、海外製品と比較しても競合にはならず、むしろ海外のネスレグループから歓迎されているという。