「あまりにも衝撃すぎて初のモーメント(編注:ツイートのまとめ機能)を作ってしまった」――。あるツイッターユーザーのこんな投稿が注目を集めている。
添付された写真には、若い女性がバラの花束を抱えた姿が写っており、投稿者は
「卒業式に彼氏から100本の薔薇をプレゼントするのがJK(編注:女子高生)の間で流行ってるらしい」
と伝えている。はたして本当だろうか。高校生を含む複数の若者に取材した。
「ずっと100%の愛をあげつづけるよ」
モーメントでは、4組のカップルが写真で紹介されている。
どれも仲睦まじいツーショットで、女性の腕には大きなバラの花束。どうやら彼から貰ったようだ。写真はいずれも2018年2月下旬~3月上旬の卒業式シーズンにツイートされている。
バラの花束、しかも100本もとなればプロポーズを連想させるが、なぜ高校生の間で流行っているのか。
実際に今年の卒業式で花束を贈った、もらった、という3人に、ツイッターのDM(メッセージ機能)を通じて話を聞いた。
きっかけはインフルエンサーの投稿?
彼女に花束を贈った大阪府の男子高校生(18)は「周囲で流行っているかどうかはあまりわからない」としつつ、プレゼントの理由を「一生に一度の高校卒業という事なので盛大にと思い薔薇100本にしました!」と話す。
また、長野県の男子高校生(17)は「花言葉どおりずっと100%の愛をあげつづけるよという意味を込めました」と花言葉に注目。100本の薔薇は「100%の愛」を表すわけだ。
受け取った側の福岡県の女性(20)は、花束をもらうのがずっと憧れだったという。
「SNSなどで、人気のカップルさんが薔薇の花束の写真などが流れてきていたので、すごく素敵で羨ましいなと思っていました」
人気のカップルとは、動画アプリ「ミックスチャンネル」のカップル動画で有名な2人だ。女性側が16年3月に
「卒業式終わって外でたらピンクの薔薇の花束持ってる○○(※伏字は編集部)が居て。本数は99本で永遠の愛って意味らしい」
と写真付きでツイートすると、2000件以上リツイートされるなど大きな反響を呼んだ。
この投稿がきっかけかは不明だが、ツイッターでは同様の報告が16年ごろから散見されるようになり、17年に急増している。
なお、バラの本数は99本、100本、108本の3パターンが主流のようだ。99本は「永遠の愛」、108本は「最愛」の花言葉を持つ。