リクルート住まいカンパニーは2018年2月28日、「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関東版」を発表した。
今年は初めて、東京都以外が1位に輝いた。これにはツイッターでさまざまな反響が寄せられている。
トップ3はおなじみの街だが...
調査の対象は、関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城)在住の20歳~49歳の男女計7000人。18年1月5日~18日にインターネットによるアンケートが実施された。
調査結果によると、18年度のトップ3は「横浜」(神奈川、17年度3位)、「恵比寿」(東京、同2位)、「吉祥寺」(東京、同1位)の順だ。横浜が1位になるのは初めて。同ランキングの発表は10年に始まり、11年を除き毎年実施されているが、16年に初めて恵比寿が1位になった以外、すべて吉祥寺が1位と圧倒的な人気を誇っていた。
横浜にとっては快挙と言える結果だが、ツイッター上では、意外感よりも納得感を持って受け止められている印象だ。横浜市民と思われるアカウントからは「横浜在住の私としては嬉しいな」「やったー」といった喜びがつぶやかれている。
しかし一方で、こんな声もある。
「たぶん湾岸沿いのタワマンのイメージなんだろうなあ」
「家賃高そう」
「住みたい街=暮らしやすい街では、まずない」
あくまで「住みたい」という憧れであり、現実的に住むことを考えて支持されているわけではない、という見方のようだ。
穴場はどこ?
「住みたい街」としては都心や大都市の駅周辺が人気だが、「穴場」はどこだろうか。
「穴場だと思う街(駅)ランキング」では、1位「北千住」(東京、17年度1位)、2位「赤羽」(東京、同2位)、3位「和光市」(埼玉、同9位)となった。
北千住と赤羽はいずれも東京23区内で、「住みたい街ランキング」でも23位、9位と健闘している。和光市は東武東上線の始発駅で、池袋にも1本(快速急行なら約13分)で行ける。一般的に家賃が高い傾向にある山手線の駅周辺と比べれば家賃が安く済むと考えられるため、都内近郊に通勤ないしは通学する人にはよさそうだ。
ツイッター上では、昨年の9位から大きく順位を上げた和光市に「納得」だという声が目立つ。交通の便の良さが評価されているようだ。
各ランキングトップ10は
<「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関東版」トップ10>
1位「横浜」(神奈川、17年度3位)
2位「恵比寿」(東京、同2位)
3位「吉祥寺」(東京、同1位)
4位「品川」(東京、17年度5位)
5位「池袋」(東京、同7位)
6位「武蔵小杉」(東京、同6位)
7位「新宿」(東京、同12位)
8位「目黒」(東京、同4位)
9位「大宮」(埼玉、同15位)
10位「浦和」(埼玉、同19位)
<「穴場だと思う街ランキング2018 関東版」トップ10>
1位「北千住」(東京、17年度1位)
2位「赤羽」(東京、同2位)
3位「和光市」(埼玉、同9位)
4位「大宮」(埼玉、17年度48位)
5位「柏」(千葉、同圏外)
6位「守谷」(茨城、同40位)
7位「川口」(埼玉、同24位)
8位「蒲田」(東京、同16位)
9位「池袋」(東京、同3位)
9位「田端」(東京、同7位)