女子中高生の8割が「PK(ピーケー)」に悩まされている――。下着メーカー大手のワコールは2018年3月1日、こんな調査結果を発表した。
女子中学生と共同開発
PKとは、「パンツ」「食い込み」の頭文字をとった造語だ。椅子から立ち上がった時や運動時など、何かしらの動作の際にショーツの裾がずれ上がり、お尻の「割れ目」に食い込んだ状態を指す。女子中高生の間では日常的に使用されているという。
それもそのはず。ワコールが中学1年~高校3年の女子683人を対象にした調査によると、「PKで不快に感じたことはありますか?」との質問に84%が「ある」と回答した。
この悩みを解消すべく、ワコールはPK対策ショーツ「non!PK(ノンピーケー)」を3月上旬から発売する。ノートルダム女学院中学校(京都市)との共同で企画・開発された。
特徴は2つ。PKは縦への伸縮性が低いと発生しやすいため、(1)ヒップに合わせた膨らみを十分確保、(2)動作時に臀部の割れ目に追随する構造、を取り入れた。
価格は無地タイプで税込1000円。柄がついたものは同1100円。全国の量販店やワコール通販サイトで発売する。
特設サイトでは「JK(女子高生)のPKあるある」と銘打ったプロモーション動画も公開中。