開発のきっかけは「需要急増」
「私どもですら従来品と新商品を並べて使ってみると、なんで今までこんな強い力で使っていたんだろう、と不思議に思うほどでした」
プラスの広報担当者は2月15日、J-CASTトレンドの取材にこう答えた。
実は、「エアかる」誕生のきっかけは、ユーザーからの不満ではない。ここ数年、ダブルクリップの需要が急に伸び始めているためだ。
「オフィスにおけるペーパーレス化が進んでおり、紙は長期保存せずに用が済んだら捨てる、という習慣に変わりつつあります。そのため、一時保管用にダブルクリップを使う方が増えてきていると分析しています」
こうした背景からダブルクリップの新商品開発が決まり、改めて従来品を見直した。すると「周囲へのヒアリングや、ネット上のレビューなどで『固い』『痛い』といった不満があることに気づいたのです」
この不満の解消が、新商品の構想につながる。担当者は「お客様も潜在的に不満を感じていたようですが、どうやら固いのが当たり前のものとして我慢して使っていただいていたようです。新商品の開発で改めて気づかされました」