カス丸 ハーイ、ぼく、カス丸きゃすぅ。久しぶりだじぇい。今年の冬はほんとに寒いきゃすぅ。ぼくらイヌ族は寒さに強いけど、さすがに身にしみるじぇい。でも春が近づいてきたよ。今年初めてのGI、フェブラリーステークス(2018年2月18日、東京競馬場、ダート1600メートル)だじぇい。今年こそ、GIぜ~んぶ当てるじぇい!
ガジュマル爺 ゴホッゴホッ。わしゃ、寒いのが大嫌いじゃ。だから、このレースもじつは好きではないんじゃ。
カスヨ なにをおっしゃる。いまや伝説になったあのビリ人気(16頭だて16番人気)、コパノリッキーが勝った時に当てたじゃないの。このレースは得意なんでしょ? どうやって読んでるの? 教えてよ。
レースを解く3つのカギとは
ガジュマル爺 まあ、そう言われると寒がってばかりはおれんの。フェブラリーSを当てる法則は3つじゃ。(1)若い馬(2)先行できること(3)東京コースへの適性じゃ。
カス丸 でも、爺の◎本命はテイエムジンソク、6歳きゃすぅ。どうして?
ガジュマル爺 ゴホッゴホッ。まあ、今回は若いのよりも前々で競馬ができるほうを選んだわけじゃ。この馬は一昨年の12月から11レースのすべてで3着以内という見事な走りじゃ。東京競馬場が初めてで不安だという輩もおるが、何の心配もいらん。実力勝ち、間違いなしじゃ。
カスヨ 言ってることとやってることがいまいちよく分からないわね。5歳でも先行できるケイティブレイブとかロンドンタウンとか、いるじゃないの? わたしは、唯一の4歳馬、サンライズノヴァが◎本命よ。過去5年の優勝馬は4歳か5歳よ。6歳が優勝したのは、それ以前の話。ノヴァは東京では完璧だし、距離もぴったり。不安があるとすれば、騎手の戸崎ちゃんくらいかな。いけるわよ。
カス丸 爺の○対抗はインカンテーション。こっちは8歳だよ。
ガジュマル爺 うるさいのお、ワシが歳とっておるからといって、歳の話ばかりするな。今年は年齢は別じゃ。インカンテーションは去年11月、今回と同じ舞台の武蔵野ステークスを勝利。12月のGI、チャンピオンズカップ(中京競馬場、ダート1800メートル)には出ずにここ狙いで来たわけじゃ。舞台は合っておるし、先行押し切りができるんじゃ。
カスヨ 狙いは分かるけど、同じレースを再現するようなことはなかなかできないものよ。わたしの○対抗は、ベストウォーリア。歳といえば、こちらも8歳だけど、去年のこのレースの2着馬だし、なんといってもルメールちゃんが鞍上だから頼もしいわね。