「親が努力家なら子も頑張り屋になる」説 「その通り」「短絡的だ」ネット大激論

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   部活動や受験勉強、就活に仕事.と、現代人は日々努力を求められる。発明王エジソンは「天才とは1%のひらめきと99%の努力だ」との格言を残したように、努力の差が能力や成果の差に結びつくことは少なくない。

   それではなぜ、努力できない人が一定数いるのか。インターネット上でいま、大いに議論となっている。

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成功者から見ると「もったいないなあ」

   読売新聞が運営するQ&Aサイト「発言小町」で2018年1月30日、

「何で頑張らない人が多いのか疑問が解けた」

と題したトピックが立った。

   投稿主は、自他ともに認める努力家。学生の頃から目標や夢を叶えるためには努力をいとわず、その姿勢が功を奏して「財産や容姿や、人間関係など、高望みをしなければ大体手に入って来たような感じです」。

   まさしく「努力は報われる」を体現してきた投稿主。こうした成功体験を積み重ねてきたからこそ、努力できない人への疑問が拭えない。

「半分ぐらいのひとさまが、夢や目標はあるけれど、実際に何もやっていらっしゃらなかったりします」「ちょっと勉強すれば、ぐっとよくなる『可能性』があるのになあ、もったいないなあ、と思ったりしていました」

   この「努力家」と「怠け者」を分けるものに、投稿主は「生活環境」を挙げている。

「うちの両親、祖父母、みんなかなりの頑張り屋でした(中略)つまりそれが普通だと思っていたので、私はセコセコ水面下のアヒルみたいな人間になったのです」

努力するにも「センス」がいる?

   この持論に、レス(返信)欄では、賛否両論寄せられている。

   投稿主と同じ「努力家」を公言する人からは、

「私の場合も全く同じです。周りからはなぜそんなに向上心があるのかと言われますが努力しても全然足りなくて、家族、親戚には及ばない。生きるのが少し辛めです」
「『こうしたい』『こうなりたい』『このままではダメだ』と思ったときどのように頑張ればいいか、具体的なマップを描いてそれを実行することが大事なんだと思います。そのマップの描き方を知っているかどうかって育ってきた環境にもよると思います」

と賛同する声が上がった。そのほか、「私は努力できません。そういえば両親ともに、努力しない人です」と感化された人もいた。

   一方で、

「短絡的ですね。そうやって環境のせいに出来れば楽ですけど、実際のところ、生育環境よりは本人の本気度に依るんじゃないですか?」

などと批判的な向きや、

「うちの場合は姉がいますが、私とは違って努力家とは言い難いです(中略)環境も大事ですが、きっと生まれ持った性格による部分もかなりあると思います」 「ただ、どこまで努力できるかは持って生まれた才能とかセンスもあると思います」

と投稿主の主張を一部認めつつも、話はそう簡単ではないとする意見も少なくなかった。

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