月イチの内定者研修「苦にならない」7割
人材サービスの「ディスコ」は2017年、学生モニター1043人(文系662人、理系381人)にアンケート調査を実施し同年5月に結果を発表した。
就職決定企業から内定後にどんな課題や研修があったかの回答では、「通信教育(e-Learning含む)」(43.7%)が最も多く、「近況報告などレポートの提出」(24.7%)、「集合型の入社前研修」(24.7%)、「課題図書、新聞の定期購読など」(24.0%)と続いた。
これを学生はどう感じているのか。調査の結果、「かなり負担に感じた」(7.3%)、「やや負担に感じた」(22.0%)、「負担はなかった」(70.6%)となり、7割以上が負担に感じていないことがわかった。
内定者へのフォローの頻度は、最も多かったのが「1か月に1回程度(毎月)」(40.5%)。次いで「2か月に1回程度(隔月)」(25.8%)、「3か月に1回程度」(18.2%)という結果だ。
これに対し、学生は「ちょうどよい(適切な頻度)」(77.3%)という回答が7割を超えており、次に多かったのが「少ない」(16.3%)という回答で、「多い」(6.3%)という意見は少数派だった。
月に1回程度の研修であれば大半の学生の負担にはならないようだ。ただ研修のためにゼミを欠席することの是非は残る。