ボタンを押せば冷えっ冷えのドリンクが出てくる――。アサヒ飲料は2018年2月1日、業界初の「マイナス5度」の自動販売機を同年4月から全国展開することを発表した。
プラス5度とマイナス5度の両方を1台で
この自販機で買えるようになるのは、凍る直前のマイナス5度まで冷やした「三ツ矢サイダーPET430ml」。アサヒ飲料の透明炭酸飲料「三ツ矢」ブランドは、今年で生誕135年目を迎える、同社を代表する製品だ。
自動販売機メーカーの富士電機と約5年かけて共同開発し、従来のコールドの温度帯(約5度)と氷点下の温度帯(マイナス5度)を、1台の自販機で提供可能とした。J-CASTトレンドがアサヒグループホールディングス広報部に取材すると、これまでにも1台の自販機で異なる温度帯を設定することはあったが、「マイナス5度」という温度をキープするために、特殊な断熱材などを使用しており、開発に時間を要したという。
アサヒ飲料では、炭酸飲料の最盛期である夏場に向けて、観光地や商業施設などを中心に新型自販機の設置を強化していく。ユーザーにはこの自販機ならではのキンキンに冷えた氷点下の「三ツ矢サイダー」の「爽快感」を楽しんでもらいたいという。