開幕直前の平昌冬季五輪で困った事態 インフル、ノロウイルスの恐怖が迫る

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「選手村の警備員ら31人が隔離」と韓国有力紙

   韓国の有力紙、中央日報(日本語電子版)は2月5日、「平昌、ノロウイルスで『非常事態』」という気になる記事を配信した。平昌五輪組織委員会の発表として、青少年研修センター(集団給食所)で、選手村の警備員ら31人がノロウイルスとみられる症状を示したため、隔離措置がとられたと報じたのだ。

   選手村はスキー競技が行われる平昌と、氷上競技が開催される江陵の2か所で、2月1日に開村した。日本の選手団も4日から続々と入村を始めている。

   厚生労働省によると、ノロウイルスはほとんどが経口感染で、患者のウイルスが大量に含まれるふん便や吐しゃ物から人の手を介して、あるいは共同生活施設など人同士の接触機会が多い場所での飛沫感染でうつるケースが考えられる。感染性胃腸炎で、おう吐や下痢、腹痛と言った症状が現れる。多くは軽症で済む。

   だが中央日報によると、「ノロウイルスの診断を受けた警備員のうち、一部は選手村の保安を担当していた」という。五輪組織委を中心に対策を進めており、今のところ被害は報告されていない。だが選手が万一大会中に発症したら、悔やんでも悔やみきれない五輪となってしまう。

   2014年のリオデジャネイロ五輪では、蚊が媒介するジカ熱が開幕前から流行して感染が懸念された。幸い選手への影響はなかったが、近年の五輪はこうした感染症対策に一層力を注がねばならなくなってきた。

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