「何でもかんでもJASRACが管理している」
浅石氏はさらに、「出版は団体が管理しないというのが世界の常識」「日本だけが不思議君の世界にいる」と指摘し、
「最後はJASRACが出版の管理をやめる。いま、ということで無く考え方として」
と、かなり踏み込んだ提言をした。
「やるとは言っていません」と強調した上で、
「JASRACがいろいろ言われているのは、何でもかんでもJASRACが管理しているのが(理由として)あるのかなと。JASRACが管理していない種目がひとつかふたつ(あってもいいのでは)」
「団体を経ないで、1対1で利用、許諾を得る道を日本で作っていくことで、より現実的に著作権の管理はどういうものなのかを具体性を持って判断できる」
と続けた。
「改革と挑戦」を掲げ2016年6月に理事長に就任した浅石氏は、18年6月で任期満了を迎える。現場の叩き上げからトップにのぼりつめた力量で今後、世間を驚かすような新たな「秘策」を打ち出すのか。