ペット専門の写真家「ペトグラファー」に聞いた 一眼も加工アプリも不要、「SNS映え」するスマホ撮影術

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一眼並みのショットがスマホで

   ――カメラはやはり一眼がベストなのでしょうか

「スマホでもまったく問題ないです。むしろ、大きい一眼を怖がって、近づけると逃げちゃうペットもいるんです。スマホくらいのサイズであれば、恐怖感を与えることなく自然体で撮れるメリットがあります」
「それと、ペット撮影の醍醐味に『予想外の写真が撮れる』ことが挙げられますが、スマホであれば常に持ち歩けて瞬時に構えられます。一眼は持ち運びが不便なのがネックになってしまうので...」

   ――スマホで良く使うテクニックはありますか

「私はXperiaを使っているのですが、『追尾オートフォーカス』は重宝しています。元気なワンちゃんとかだとずっと動き回って撮影が大変なのですが、この機能は常に被写体にピントを合わせた状態で連写できます」
「それとあわせて、シャッターを押す直前の写真を自動保存してくれる『先読み撮影』機能を使うのもおススメです。『いまだ』というタイミングを逃しても、直前の画像を3枚まで保存してくれるので、ベストショットが撮りやすくなります」
「先読み撮影」を上手く活用するとこんな撮影が
「先読み撮影」を上手く活用するとこんな撮影が
「少し難易度は上がりますが、明るさや色温度の補正を活用すると、グッとレベルが上がります。例えば、あえて青みを強くして朝の雰囲気をだしたり、屋外では赤みを強くして夕日の感じをドラマチックにしたり......。マスターすれば写真の幅が広がります」
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小川晃代

1980年生まれ。動物やペット関連に特化した制作会社「アニマルラグーン」の代表。 トリマー、ドッグトレーナー資格をはじめ様々な動物資格を保持し、ペット専門のフォトグラファー:ペトグラファーの第一人者で今までに撮影した動物は3万匹以上に及ぶ。 写真教室やスマホの撮り方講座の講師をはじめ、ペット雑誌の編集長やペット番組のディレクター、ペットモデルのコーディネート等その活動は幅広い。 著書には「ころころマンチカン」「いぬのココロがわかる本」「ねこのココロがわかる本」(ぶんか社)、「ねこもふ。ごーじゃす」(宝島社)、「ペトグラファーが教える ペットの可愛い撮り方」「ねこの撮り方まとめました!」(日本カメラ社)、「手乗りねこ」(宝島社)他がある。

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