プロ野球団・横浜DeNAベイスターズは2018年1月26日、本拠地・横浜スタジアムで開催する2018年主催公式戦において、試合日程によりチケット料金が変動する「フレックスプライス制」を導入することを発表した。
休日に行われる試合のチケット料金が高くなる傾向に、ファンから不満の声が上がっている。
平日は安く、週末は高く
横浜DeNAベイスターズは2018年より、観戦チケットの料金を5パターンに分ける。基本価格に対し、「☆5(イツツボシ)」はプラス600円、「☆4(ヨツボシ)」はプラス300円、「☆3(ミツボシ)」はそのまま、「☆2(フタツボシ)」はマイナス300円、「☆1(ヒトツボシ)」はマイナス600円でチケットを販売するという。
一部の日程を除き、4月から9月までのチケット料金のパターンはすでに発表されている。週末や休日、スペシャルイベントが開催される試合などが☆5で、平日ナイターなどの試合が☆1に設定されている。
繁忙期に高値になりがちなホテルや航空券にイメージは近いだろうか。
試合ごとにチケットの価格が変わることに対し、ネット上では
「平日のナイトゲームが安くなるのはいいですね」
「色々アイデアが出てくるのは面白い」
「キャパを増やせてない中でも収益性を更に高めるってなったらこうなるよね」
といった理解を示す声もあるが、やはり目立っているのは「値上げなんだよな」という、残念がる意見だ。
土日観戦が主なオイラは......
「オイラ土日観戦が主だから実質値上げなんだよなぁ」
「横浜のフレックスプライスってビジターにも適用されるんかーい」
「遠方民+土日民+内野民の私にはただの値上げ」
など、特にチケットの価格が上がる休日に観戦することが多いファンからの不満が多いようだ。
昨年は、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本球界で初めて、購入のタイミングによってチケットの価格が異なる可能性がある「価格変動制」を、全面的に導入したことが野球ファンの間で話題になった。この価格変動性に対しても、「わかりづらい」「実質チケットの値上げではないか」といった批判的な声は上がっていた。