TORANOTECが提供する資産運用サービス「トラノコ」が、若年層や投資未経験者を中心に、業績を伸ばしている。
2017年6月に提供を開始した「トラノコ」は、日々のお買い物のおつりを、自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリだ。世界中の株式、債券、不動産などに広く分散して投資することで、リスクを減らしている。
分散投資でリスクを軽減
毎月5円から1円刻みという少額から投資でき、無理のない範囲で長期的に資産形成を行うことができるため、若年層や投資未経験者などに利用者が多いという。
「おつりで投資」というのは、トラノコや提携家計簿アプリに登録のクレジットカードや電子マネーで買い物をした際のおつりを投資する、ということを意味する。
お買い物データに連動したおつりデータがトラノコ上に表示されるので、投資したい「おつり」を選択すると、毎月1回、その月に投資選択した「おつり」の合計が、あらかじめ登録しておいた銀行口座から自動で引き落とされる。投資上限額の設定や、投資資金の追加もできるので、自分の経済状況に合わせた投資ができる。
バランス重視の「中トラ」ファンドが人気
トラノコには、リスク許容度に応じて、安定重視の「小トラ」、バランス重視の「中トラ」、リターン重視の「大トラ」の3つのファンドが用意されている。
2017年12月末日におけるトラノコ利用者のファンド選択割合は、「大トラ」42%、「中トラ」48%、「小トラ」10%となり、バランス重視の「中トラ」の利用者が多いことがわかった。
また、昨年6月のサービスリリース後から利用するユーザーの年率換算は、「大トラ」10.13%、「中トラ」6.82%、「小トラ」4.19%となっており、着実に高い収益を生み出している。
トラノコの利用料は月額300円(税込)。なお、最初の3か月間は無料になる。
詳細は「トラノコ」公式サイトにて。