男性の14.9%が「不適切なマスターベーション」
第一号商品として世に送り出されたのが、性行為中に射精できない腟内射精障害(重度の遅漏)の改善に寄与する「メンズトレーニングカップ」(税込参考価格1080円、以下同)だ。獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科の小堀善友医師との共同で開発された。
「自分には関係ない」――と思うあなた、本当に大丈夫だろうか。TENGAヘルスケアの調査によると、腟内射精障害の潜在患者数は約270万2000人もおり、その原因の7割は「不適切なマスターベーション」といわれている。
「不適切」とはどんな方法を指すのか。TENGAヘルスケアは「脚をピンとさせた状態で行う」「床などにこすりつける」などとしているが、同社が男性2000人を対象にマスターベーションの方法を聞いたところ、
・脚をピンとさせた状態で:8.6%
・床などにこすりつける:6.3%
という結果に。少なくとも1割強が「不適切」に当てはまる数字だ。
「メンズトレーニングカップ」は、刺激の違う5種のCUPを強い刺激から弱い刺激へと段階的に使用することで、健全な状態へ導く。腟内射精障害患者にも有効とのことだ。
「腟内射精障害の治療は、これまで薬物治療と専門家のカウンセリングの2択しか選択肢がありませんでした。そこで、新たな手段としてトレーニングカップを提案させていただきました」(鈴木氏)