洋菓子大手・不二家(東京都文京区)の商品名が「攻めすぎ」「2度見した」などとネット上で話題になっている。
「相対性理論」と関係?
その商品とは、2015年8月に発売されたシフォンケーキ(税込320円)。カスタード入りのシフォン生地に生クリームをたっぷりのせ、同社の定番商品となっている。
だが、見た目は非常にシンプル。ネットの世界で話題になるとはにわかに信じられないが、注目を集めているのは商品名―「シフォン主義。」―である。
「シフォン」と「資本」をかけたとみられるネーミングだが、これがSNSでじわじわと評判に。18年1月11日にはツイッターのまとめサイト「togetter」で
「不二家が販売しているケーキのネーミングセンスがなかなか素敵→バンド『相対性理論』ファンも反応」
といったまとめが作成された。
ネーミングの妙とともに、音楽バンド「相対性理論」が2008年に同名アルバムを発売していたこともあり、2つの要素で話題に火がついたようだ。
それでは、不二家はどんな意味を込めてこの商品名を付けたのか。なにやら深い理由がありそうだ。
広報に聞くと...
同社の広報担当者は1月12日、J-CASTトレンドの取材に対し、
「一言で言ってしまうと『ダジャレ』です」
と笑って答えた。深い理由は一切ないという。
発売当時、印象に残るネーミングを考案しよう、という試みが社内にあり、その一環で誕生したのが「シフォン主義。」だ。「金と銀」(シュークリーム)もその一つ。
「相対性理論」のアルバム名と被っており、ファンらから「不二家の人にファンがいたのかも」「相対性理論とコラボしてるのか...?w」といった疑問があがっている件については、
「たまたま被ってしまいました」
と申し訳なさそうに話した。