住宅メーカー大手の大和ハウス工業はこのほど、家事を年収に換算するツール「家事年収シミュレーター」を公開した。
名もない家事も算出します
同ツールの仕組みはこうだ。「風呂掃除」「ゴミ捨て」など42項目の質問項目を用意し、1週間あたりでその家事にどれだけ時間を割いたのかを回答する。
すると、入力時間がそれぞれ1年単位で算出され、年収に換算される。金額は、内閣府の「家事活動等の評価について」を基に、専門家監修のもと割り出した。
家事を金銭に換算しようという試みは過去にもあったが、同ツールの大きな特徴に「名もなき家事」も含めた点が挙げられる。
名もなき家事とは、「トイレットペーパーが切れたら交換する」「町会やマンションの会合に参加する」「調味料の補充・交換をする」など明確に家事として認識されていないものの日常生活で負担になりうる作業を指す。