アニメの世界が現実のものになろうとしている。
米のスタートアップ「Magic Leap」は2017年12月20日、ゴーグル型のMR(複合現実)端末「Magic Leap One」を発表した。
VR、ARの上位技術
MRとは、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)に似た技術である。VRはバーチャル空間を作りだすのに対し、ARは現実空間にバーチャル要素を加える。前者はソニーの「PlayStation VR」、後者はスマートフォンアプリ「ポケモンGO」が代表例だ。
それではMRとはなにか。明確な基準は無いが、簡単に言えばARをより進化させたものだ。現実とバーチャルの区別がつかないほどの空間を生み出す夢のような技術である。
「ポケモンGO」は、ポケモンと街の風景がはっきり「別物」だと識別できるが、その区別があいまいになるほどに昇華されると「MR」になる。