風邪やインフルエンザが流行する季節を迎えた。のどが痛い、イガイガする、咳が止まらない...。こんな症状を抱えた時、手に取るのがのど飴だ。
約500ミリの水にのど飴を4、5個溶かして飲むと効果がある――ツイッターでは2017年12月17日、こんなツイートが投稿され、リツイート約8万件と拡散している。
この飲み方に対し、製薬会社「浅田飴」(東京都千代田区)の公式ツイッターが衛生面の危険性を指摘した。
医薬品と医薬部外品、食品の3種がある
公式ツイッターは2017年12月22日、「最近、浅田飴を水やお湯に溶いて服用してよいのか?という質問を多く頂くのですが、解説させていただきますね」と切り出し、過去のツイートを引用する形で解説した。のど飴と一口で言っても、医薬品と医薬部外品、食品の3種があるという。
「医薬品ののど飴 『固形浅田飴』など、有効成分による効能・効果が認められているドロップ剤。製造には国の承認が、また販売には許可が必要なため、薬局などでしか買えません。手軽に買えませんが、配合されている成分によって、せきやたん、のどの痛みなどに効果があります」
「医薬部外品ののど飴 浅田飴薬用のど飴など、有効成分による効果が認められているが医薬品に比べ効き目が穏やか。製造には国の承認が必要ですが、販売に許可が不要で、コンビニなど多くのお店で買えます。配合される成分によって、のどの痛みや口腔内の殺菌などに効果があります」
「食品ののど飴 『はなのど飴』など、お菓子のキャンディーの一種で効能・効果は一切認められていませんが、のど飴を舐めることでのどがスッキリします。製造や販売に医薬品のような制限が無く、いろいろなお店で買えます。効き目は望めませんが、多様な味や食感を味わえます」
ツイッターで話題を呼んだ、水に溶かす「のど飴」は、ここでの「食品」を指している。