「まさかの60人の予約が連絡も無くバックれ...」。お笑い芸人のジーニー堤さん(31)が2017年12月23日、経営する飲食店で予約「バックレ」の被害に遭ったとブログで報告し、警察に相談する意向を示した。
店で一体、何があったのか。J-CASTトレンド編集部の取材に、ジーニーさんは被害根絶への想いを訴えた。
飲み放題付き4000円コース×60人分
ジーニーさんは、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さんのものまねなどで知られる。芸人稼業のかたわら、2016年に開業したダイニングバー「海賊バルジーニーズ」(東京都町田市)を経営。併設したショーパブでは、ジーニーさんらものまね芸人のショーが評判を呼んでいる。
店は2017年12月22日、19時からの予約客60人を迎え入れるため、ランチの営業も休んで仕込み作業に取りかかった。忘年会用の飲み放題付き4000円コースで、「今年で1番予約の入っていた日」という。
しかし19時を過ぎても、予約客は一向に現れる気配がなかった。ジーニーさんが代表者に電話すると、「お客様のご都合によりお繋ぎ出来ません」。コース料理の揚げ物とサラダは人数分、既に用意していた。
「予約貰ってた60名の団体が現れず、幹事の携帯はご都合によりお繋ぎ出来ません。コースのサラダと揚げ物は作っちゃってます。予約も12組断ってます。誰でもいいです。無料で良いので食べに来ませんか?食材が可愛そう」
ジーニーさんは19時40分ごろ、自身のツイッターでそう呼びかけることしかできなかったが、リツイートで拡散され(12月25日現在で1万7000リツイート超)、これを見た人が多く足を運んだ。30分と経たず、店内は満席になった。
ジーニーさんは23日のブログで、
「食べながら互いに仲良くなって 酷いよねーとか言いながら楽しそうに食べて下さって、、 美味しかったからまた来るよーとか 負けないでねーとか言って帰ってくれました。1日で人間を嫌いになって、1日で人間を好きになった日」
と感謝の念を示した。
だが悲劇はこれで終わらなかった。ものまねのショーパブでも同日、予約客15人のドタキャンが発生。飲み放題付き4500円の予約が、一瞬でパーとなったのだ。