2017年も残すところわずか。2018年はいよいよ「戌年」だ。ペットとして、相棒として、昔から人間の生活に寄り添ってきた犬。今回は心温まるわんちゃんの写真集からペットに関する問題提起本まで、犬ラバーの人もそうでない人たちも心惹かれる3冊を紹介する。
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ピューリッツァー賞受賞作家コンビが贈る、老犬たちの写真エッセイ集
愛くるしい犬、臆病な犬、おバカな犬、忠実な犬......。ピューリッツァー賞の受賞経験者、ジーン・ウェインガーテン氏、ミカエル・S・ウィリアムソン氏が、64匹の「老犬たち」のモノクロ写真とかけがえのない思い出を収録した『OLD DOGS:愛しき老犬たちとの日々』(著者:ジーン・ウェインガーテン、写真:ミカエル・S・ウィリアムソン 原書房 1728円)。本書では、"フリスビーを追う若い犬をじっと見守る年老いたラブラドール"や"いつも大事な新聞を運ぶときだけはシャキッと歩く一家の新聞配達犬コッカー・スパニエル"らを紹介。年老いて目が見えなくなり、気難しくなって、優雅に歩けなくなっても、家族であることに変わりはない。笑いあり、涙あり、感動ありの家族の歴史をドキュメンタリータッチの写真から垣間見ることができる。
動物好きな人、ペットロスに悩んでいる人、新たにペットを飼おうかと思っている人たちに贈る、愛とぬくもりにあふれた1冊。