「家飲み」派が増加! お手頃価格でしっかり酔えそう、高アルコール飲料に注目

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   マーケティングリサーチのクロス・マーケティング(東京都新宿区)は2017年12月18日、全国で20~69歳の男女(有効回答数1000)を対象に実施した「ライフスタイルとアルコールに関する調査」の結果を発表した。

   昨年に比べ「家で飲む」機会が増えたと回答した「家飲み」派が多かった。

平日・休日とも「家飲み」派が増加

   同社は2016年に比べ、「家でお酒を飲む機会」「外でお酒を飲む機会」が増えたかどうかを「平日」「休日」別にたずねた。

   「家(平日)」が11.0%、「家(休日)」が9.0%、「外(平日)」が-15.1%、「外(休日)」が-15.5%。「増えた」「減った」の回答率をこうして差し引きすると、「外飲み」派が減少している一方、平日・休日とも「家飲み」派が増加していると分かる。

   特に最もよく飲む酒が「高アルコールRTD」の回答者は、「家(平日)」が18.5%、「家(休日)」が17.7%、「外(平日)」が-22.5%、「外(休日)」が-27.6%と顕著だった。

   さらに「家で飲む酒」に期待することを質問すると、「手頃な値段で酔えること」(59.5%)がトップ。次いで「普段の食事に合うこと」(52.1%)、「いろいろな料理と合わせやすいこと」(50.5%)、「いろいろな味が楽しめること」(48.6%)、「飲み応えがあること」(46.0%)と続いた。

キリン、サントリーは2018年、高アルコールのビール飲料を発売

   酒類市場では2017年6月1日、改正酒税法の施行に伴い、ビールや発泡酒などの一部が値上がり。消費者の低価格かつアルコール度数の高いストロング系の商品を求める欲求は強くなっているとみられる。

   飲料メーカーもその動向をみて、手を打ち始めている。キリンビールは2018年1月23日、アルコール度数7%のビール類飲料を全国で発売するほか、サントリービールはアルコール度数7%の新ジャンル商品「頂」を2月から8%にリニューアルする。

   クロス・マーケティングはこうした高アルコール飲料の商品への印象も聞いた。「手頃な値段でしっかり酔えそう」(49.7%)がトップ、以下「短い時間でしっかり酔えそう」(43.3%)、「たくさん飲まなくても酔えておサイフに優しそう」(40.0%)と続いた。

   同社は「新商品の発売が目立った高アルコール飲料だが、来年も家飲みのお供として需要が続く可能性もみられる」としている。

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