キリン、サントリーは2018年、高アルコールのビール飲料を発売
酒類市場では2017年6月1日、改正酒税法の施行に伴い、ビールや発泡酒などの一部が値上がり。消費者の低価格かつアルコール度数の高いストロング系の商品を求める欲求は強くなっているとみられる。
飲料メーカーもその動向をみて、手を打ち始めている。キリンビールは2018年1月23日、アルコール度数7%のビール類飲料を全国で発売するほか、サントリービールはアルコール度数7%の新ジャンル商品「頂」を2月から8%にリニューアルする。
クロス・マーケティングはこうした高アルコール飲料の商品への印象も聞いた。「手頃な値段でしっかり酔えそう」(49.7%)がトップ、以下「短い時間でしっかり酔えそう」(43.3%)、「たくさん飲まなくても酔えておサイフに優しそう」(40.0%)と続いた。
同社は「新商品の発売が目立った高アルコール飲料だが、来年も家飲みのお供として需要が続く可能性もみられる」としている。