「1年間お世話になりました」「本年もよろしくお願いします」――年末年始はあちこちでこんな挨拶が交わされる。堅苦しいことは苦手だという人も多いが、年末年始に限らず、ちゃんとした挨拶ができないと一人前の社会人とはいえない。今回は、挨拶の定番、文書・メールの表現、お祝い、お悔やみ、美しい食事の作法など今さら人に聞けない大人のマナーを紹介したい。
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マナー以前の常識からコミュニケーションまで
マナーや作法の本は昔からあるが、『図解 社会人の基本 マナー大全』(著・岩下宣子、講談社、1080円)も定番のひとつで、どこのうちでもそばに置いておきたい1冊だ。
特にシチュエーション別に豊富な図解で解説しているのが特徴。「あらたまったときのあいさつ」「およばれ」「おもてなし」――こんな場合にどうしたらいいか、必要な知識をササッと教えてくれる。手紙、会話、言葉づかいにも親切だ。
マナー以前の社会人必須常識から始まり、日常のふるまい、食事の席、コミュニケーション、おつきあいのお金など8章。コンパクトな事典になっている。